台日交流藝術展の台北展が9/14~9/21日に開催されます。
こちらは台北展のキービジュアルです。
Title「禅猫而今図」
猫が静かに佇む様子は、まるで悟りの境地に達した覚者のようです。
まぶたを半眼にさだめて、刻々と移ろう外側からしばし離れて、ただ今ここの心の内側に向き合う禅猫。
やがて己が外側と内側の境界が消え、自他の分離などそもそも無く、各々全ては一本の老松に生まれた一松葉の如き存在と悟った覚醒猫は、今日もまた老松の愛にただくつろぎ、今ここの充足感を静かに味わっている。
外側は様々な不安要素が渦巻いている昨今の世界情勢ではありますが、一人でも多くの方がこの猫のような穏やかな境地で、今ここの内側に在るささやかな愛に気づいて、台日の交流がさらに深まりますようにと祈念して描きました。

水墨画会奏墨主宰 
水墨画家 浦正

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